日本語を学ぶBen
ドイツに来てから数週間、友達ができずにすごく焦っていました。
すごく孤独を感じ、自分の語学力に絶望し、日本に帰りたくなっていました。
そんな時、数少ないドイツ人の友達が、私の大学の学部で新学期のパーティーが行われるよって教えてくれたのです。
もちろん行ってみることにしました。
友達はこれなかったので、ドイツ人に囲まれて一人も知っている人がいない中での参戦。
周りはみんなドイツ語を話してる。。。(私はかろうじての英語しか話せない)
やばいやばいと思って、まずは、優しそうないかにもオタクみたいな人に話しかけてみました。(失礼)
しかしながら、二言くらいの会話で、「ぼくは英語も日本語も話せないんだーっ」て言って苦笑いして視線を逸らされる始末><
次に、女の子の隣の席が空いていたので座ってみました。その女の子は挨拶をしたけれども、そのあとは特に会話することもなく・・・苦笑
というか私だけではなく、私の周りの人たちは全体的にみんな会話せず、気まずい感じでしたい、、、。
なんか、この学部めちゃくちゃシャイで無口な人ばっかりじゃん!!
でも何としてでも友達を作りたかった私。
席を移動しようと思って辺りをみわたしました。
すると、一人の男の子が私を見てにこっとしてきたのです。
えっかっこいい!!
そして彼の隣は空いていました。
Can I sit here?
Of course^^
そこから私たちの会話は始まりました。
彼はBenと言って、私と同じ年。
英語を話してくれて、
彼は日本にとっても興味があったので、話が盛り上がりました。
そして、来年私の大学に交換留学をしたいそうです。
それを聞いたとき
(えっ??もしこのイケメンと仲良くなったら2年間も一緒にいられるんだ!!ドイツで出会って、日本で再会するってめっちゃロマンチックじゃない!?!?)
と心の中で盛り上がっておりました・・・。
そして「カノンは英語が上手だね^^僕はめっちゃ久しぶりに英語を話したからへたくそなんだっ」て言ってくれました。
私はめちゃくちゃ英語が下手くそで、ドイツ人や他のヨーロッパ人の素晴らしすぎる語学力と比べてはすごく落ち込む毎日だったので、
彼の思いやりがすごくうれしかったです。
しばらく彼と二人だけで話していたのですが、そこから彼が彼の友達を紹介してくれて、そこからどんどん繋がって、気づけばたくさんの人と会話をしていました!!
初めはパーティーの一番隅にいたのに、気づけば中心にいました^^
そこからは、皆とっても個性的で話が面白くて、すごく楽しかったです。
途中で
彼がドイツ名物のアップルワインをおごってくれました。
カウンターに行って私の分のお酒も頼んでくれたので
お金を渡そうとしたら
I will pay for you ^^
って言われたんです。なんて、かっこいいの!!!
その顔で英語で言われると、もう私はほんとに幸せだった(笑)
そのあと皆でお酒を飲みながら盛り上がっていたのですが、彼は家が遠くて早めに帰ることに。。。
多分、次のパーティーで会えるかな?っていわれたので
もちろんって言って
その日はさよならしました。